ピラティスもヨガも聞いたことはあるけど、その違いを説明できる人は少ないのではないでしょうか。
私は普段ヨガピラティススタジオに勤務しているのですが、ピラティスとヨガの違いについて聞かれることが多いです。
今回はそんな疑問を解決できるように、ピラティスとヨガの違いや、目的に応じた選び方についてお伝えしていきますね。
ピラティスについては前回の記事で詳しく説明しているので、よかったらこちらもご参照下さい。
ヨガの起源
ここ最近では、有名人がヨガをしていたり、YouTubeなど無料で動画を見ることができるようになり、「ヨガ」と聞くと誰もがどんなエクササイズをするのか、何となくイメージをすることができるようになっているのではないでしょうか。
ヨガは、ピラティスのようにいつ頃から始まったエクササイズなのか明確な時期は不明ですが、紀元前からあったのではないかと言われています。
紀元前にインダス川流域で人々がヨガをしている姿が石の表面に彫刻された物が見つかっているため、インドがヨガの発祥地とされています。
そして日本では、1919年に中村天風が心身統一法を考案したことがきっかけで普及し始め、その後変遷を繰り返し、現在はヨガをしている人口がおよそ1000万人を超える人気なエクササイズとなりました。
ヨガの種類
ヨガを始めよう!と思ってホームページなどを見ていると、いろんなヨガの名前が出てきて、何がどう違うの?とはてながいっぱいになりました(笑)
きっとわたしと同じようなことを思った方も多いのではないでしょうか。
そこで、ヨガの種類を簡単にご紹介していこうと思います。
まず1つ目は、ハタヨガ。
ハタヨガは、ヨガの基本と言われています。
呼吸に集中しながらゆっくりとポーズを行い精神と身体のバランスを保つことを目的としているため、初心者におすすめのヨガです。
次に2つ目は、陰ヨガ。
陰ヨガは、ポーズをキープする時間が長く、3~5分程キープするのが一般的です。
マッサージボールを用いて筋肉をほぐしながら行うこともあります。
難しいポーズが少ないため、初心者におすすめのヨガです。
また、ストレッチやマッサージ要素が多いため、普段ランニングなどの運動をしている方にもおすすめです。
次に3つ目は、アシュタンガヨガ。
アシュタンガヨガは、ポーズをする順番が決まっています。
また、ポーズをキープする時間も決まっており、他のヨガと比較すると少し短めです。
そのため、運動量が多いので、難易度は高くなります。
元々身体を動かす習慣がある方や、筋力をつけていきたい方におすすめのヨガです。
次に4つ目は、ホットヨガ。
ホットヨガのベースは、ハタヨガです。
室温36~39℃、湿度60~70%にスタジオを設定して行います。
動きはハタヨガがベースなので初心者にもおすすめですが、サウナなど高温多湿の環境が苦手な方は注意が必要です。
最後に5つ目は、エアリアルヨガ。
エアリアルヨガは、天井に吊るしているハンモックを用いて行うヨガのことです。
一見難しそうに思えますが、エアリアルヨガは初心者の方も気軽に行って頂けます。
その理由として、ハンモックにぶら下がりながらヨガを行うため、身体が硬い人でも比較的簡単にポーズを取りやすいからです。
ピラティスとヨガの違いは?
ヨガについて理解が深まってきたところで、お待たせしました!
いよいよ本題に移りたいと思います。
ピラティスとヨガの発祥の違いについては既にお伝えしているので、ここからはその他の違いについてお伝えしていきますね。
ピラティスとヨガはトレーニング方法が異なります。
ピラティスは、胸式ラテラル呼吸という特別な呼吸法を用いてトレーニングを行います。
骨格を正しい位置に整えながら、体幹を安定させて全身で運動を行うため、ボディメンテナンスに着目したエクササイズになっています。
一方ヨガは、腹式呼吸をメインに用いてトレーニングを行います。
この呼吸法や瞑想も行うため、身体だけでなく心のバランスも整えることができるエクササイズになっています。
まとめ
今回は発祥やトレーニング方法から、ピラティスとヨガの違いについてお伝えしました。
○○だからピラティスをする!
■■だからヨガをする!
と1つに絞ってその道を極めていくのも良いし、
その時々の気分や目的に合わせて使い分けるのも良いですね♪
ヨガはまだ数回しかレッスンを受けたことがないので、これからいろんなレッスンに入ってみたいと思います。
また新しい発見などがあったらお伝えしていきますね。
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